2017年10月17日

「 ゆ き の ふ る 」

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夜中にふと、目が覚めた。
そっと カーテンを開くとそこには、明るい月の光に照らされて、真っ白な世界が広がっていた。
いつの間にか雪が降り、今は止んで、目に入るあらゆるものが白い雪をかぶって佇んでいる。
どこかで、降り積もった雪が、屋根から落ちる音がした。
さっきから、胸騒ぎが続いてる…。
私の他にも、きっとどこかで、夜中に目が覚めて、この美しい景色に気が付いた誰かがいて、そんな誰かに会えるような気がして、私は急いで準備を済ませると、ドアを開けて夜の中を歩き始めた。

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出演
山岡美穂 × 水木たね


脚本:大沢秋生(ニュートラル)
演出・視覚構築:相内唯史(Critical Creation)

日程■2017年10月17日(火) ※火曜日のゲキジョウ30×30参加

会場■in→dependent theatre 1st

料金■前売1,800円/当日2,000円

開演時間■18:30(CC)・19:10(ま)・19:50(CC)・20:30(ま)
※CriticalCreation(CC)とまいあがれ(ま)が交互に上演します。お客様は2作品連続でご覧いただけます。(18:30を予約すると18:30と19:10、19:10を予約すると19:10と19:50が観れます。)

チケット予約■9/17(日)10:00開始
WEB予約=https://www.quartet-online.net/ticket/171017?m=0gajhie
メール予約=cc@at-will.jp
メール予約は、日時・枚数・お名前をご連絡下さい。

プロデューサーを本業とする相内が、強く魅かれる作品・テーマ・俳優と共に自らクリエイションする実験的プロデュースカンパニー「CriticalCreation」。
二年半の沈黙を破って、第6弾決定。
初演時、限られた観客しか目にしていない、大沢秋生(ニュートラル)の隠れた名作を新演出にて上演!



ショーケース系の公演で、2010年の初演を観て強く印象に残っていた大沢さんの「ゆきのふる」。
初演の女優お二人がとてもステキで、それを越えられる二人と出会えたらいつかやりたいと思っていた作品。
山岡美穂さんと水木たねさんは、今回初めての共演なのですが、最初の読みあわせの緊張はどこへやら、宣伝美術用の撮影(冬の作品と言う事で、3月に既にヴィジュアル撮影を終えています。)をしているうちに、共通点もどんどん見つかってすっかり意気投合?!
僕自身も既に演出プランが固まり、選曲や映像、照明の仮データまで完成しています。9月後半の稽古開始が本当に楽しみです。
火曜日のゲキジョウ30×30は、2ユニットが30分の短篇を持ち寄る企画。相手方の「まいあがれ」も女優二人芝居で、とても評判の良かった作品の再演。つまり「名作女優二人芝居対決」のカードとなっていますので、自信を持っておススメできます。
どうぞ今から10/17はスケジュールを押えておいて下さい。ステキな時間をお約束いたします!


■ CriticalCreation クリティカルクリエイション ■
演劇においてプロデューサーを本業とする相内唯史が、プロデューサーとしてより質の高い仕事をする為に、これまで経験や知識の浅かった演劇の別分野に挑戦する個人ユニット。クリティカルとは臨界の意。ジャンル・職域の境界に挑み、既存のプロデューサー像の臨界を突破する所存。近年では演出に加え、これまで様々な作品で個別に取り組んできた、映像や照明、空間美術といった要素を統合した視覚構築に取り組む。


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2016年02月12日

まさかの出演…、に関する思い

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片岡自動車工業vol.1
「ゼクシーナンシーモーニングララバイ」

脚本・演出:片岡百萬両
2016年6月24日(金)〜26日(日) at:in→dependent theatre 2nd

出演:加藤智之(DanieLonely)、米山真理(彗星マジック)、河上由佳(満月動物園)、上原日呂(月曜劇団)、中元優那、南雲飛鳥(劇団往来)、谷野まりえ(PEOPLE PURPLE)、吉田青弘、丹下真寿美、平田真希、川端優紀、鈴木洋平、宮川サキ(sunday)、すずきまいこ(宇宙ビール)、相内唯史(Critical Creation)、安藤光輝、安藤心愛、片岡百萬両、谷内亮太(ヴァイオリン)

片岡百萬両くんが立ち上げる新しいユニット「片岡自動車工業」さんの最初の作品に出演させて頂く事になりました。
発表を観て「?」「何の暴挙だ!」と思った方も多いと思います。
ステキな俳優さん達に素人が紛れ込んで申し訳ありませんが、思う所あり出演することを決めました。
最近、会う人会う人「出るんですよね!」って言われるので、ちょっと言い訳というか決意というか、書いておこうかなと思いました。

ほぼ初舞台です。「ほぼ」というのは、日替わりゲストとか、相内本人役として作品の舞台に上がることはこれまでも何度かあったからです。(みかんがむとかGiantGrammy、LowPowersなど。そういえば、51会で末満さんに刀で刺されるという経験もさせて頂きましたww)
ただ、基本的には分をわきまえて出演のお話はお断りしてきました。僕は非常にレアな演劇経験ゼロで劇場プロデューサーになった人間で(あっ、一応お断りしておくと、演劇経験はありませんが、それ以外のスキルやノウハウで任せて頂いたので、ただの一般人ではありません。)、演じるという経験はこれまでありませんでした。どうしてもご縁などでお断りするのが申し訳ない時だけ「演じる能力は無いので素の相内でよろしければ…」「世界観を壊さない範囲の出方なら」とお引き受けしてきた次第です。

今回も、片岡くんから「2ndで公演をやりたいです!」とお話を頂き、「いいね!何でも手伝うよ!」と言ったことがキッカケでした。片岡くんの作品は大好きだし、一人芝居フェスなどでもお世話になっていて、彼の新しいスタートを応援したいなという気持ちからで、当然制作周りとか宣伝とか、もしかしたら劇中映像とか、そういった部分を手伝う事になるだろうと思っての言葉だったのですが、そこから数か月後、まさかの「出演しませんか?」のお話…。
この時、断るべきだったんですよね…。でも面白そうだなって思っちゃったんです!

僕は、新しいことに挑戦するのが好きで、色々な事を経験してみたいタイプです。これまではそれが功を奏して(と思い込む事にしていますww)自分の知識や力になったり、仕事に結びついたりして来ました。
ですが、流石にこの歳になると、全く門外漢のことにはなかなか手を出しずらくなります。まして直接仕事に関わる演劇に関する事になると。
8年ほど前に、演劇経験ゼロからでも色々な人の助けを借りながら何とか突っ走ってきて、何とかやれていたけど、この先これじゃぁいけないんじゃないか?と危機感を感じて細々活動を開始したのが「CriticalCreation」でした。
いわば、遅ればせながら自分の演劇経験を積み直して行く個人活動です。演出と脚本に挑戦し、いつかは俳優もやるべきだろうなとは思っていたのですが、手つかずで…。
今回、片岡くんが声をかけてくれたのはチャンスなのかもしれない。と言う事で「迷惑かけるかもしれないけど頑張ってみる」とお返事させて頂きました。

初演をご覧の方は「あの役」かな?とぴんと来ているかもですが、ご想像にお任せいたします。
僕の印象としては、演じていないようできちんと演じていないといけない役だと理解しているので、実はハードルの高いチャレンジだと思うのですが、座組みの皆様にご迷惑をかけないように、楽しみながら頑張ってみたいと思っています。
幸いなのは、座組みの皆さんがほぼご縁のある方だという事。(あと芝居に関して厳しい人は一杯居るけど、理不尽に怒ったり怖い人が居ない事ww)
新人なんで、まずは稽古場の掃除から始めようと思いますww

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2015年04月08日

「目病み猫と水のない水槽」


プロデューサーを本業とする相内が、強く魅かれる作品・テーマ・俳優と共に自らクリエイションする実験的プロデュースカンパニー「CriticalCreation」。
三年半の沈黙を破って、第5弾決定。
第2回せんだい短編戯曲賞大賞を受賞した川津羊太郎作品の本邦初演に挑む!


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Critical Creation Code:05
「目病み猫と水のない水槽」


出演
塩尻綾香 × 濱本直樹(DanieLonely)


脚本:川津羊太郎
演出・視覚構築:相内唯史(Critical Creation / at will)

日程:2015年4月7日(火)19:30 4月8日(水)14:00・19:30
   受付開始・開場は開演の30分前から
会場:in→dependent theatre 1st
料金:前売・予約2,300円/当日2,500円/撮影ステージ1,800円
   撮影ステージは4/8マチネのみ、撮影優先の為通常より舞台から遠いお席となります。
予約:こちらをクリック!(当日窓口精算のご予約を受付中!)

茶トラの目病み猫が青年に連れられて部屋にやってきた時、
殺風景なワンルーム8帖のアパートの部屋のほとんど中央に、
その何も入っていない空っぽの水槽は置かれていました−。

『街に浮遊する信号器』で第2回せんだい短編戯曲賞大賞を受賞した川津羊太郎氏。彼が前年の第1回せんだい短編戯曲賞で最終ノミネートされた戯曲『目病み猫と水のない水槽』。選考委員を務める相内が、作品に出会った時から上演を熱望した作品。
高く評価されながら未だ上演されていない未上演作品の初演に、相内がこれまでの作品や現場では、それぞれ個別に取り組んできた映像や空間美術、照明・音響を統合した演出、視覚構築=ビジュアルコンポジションで挑む−。


click clock × Critical Creation =[ C4 ]

この公演は、共に略すとCCになる、click clockとCritical Creationがそれぞれ約1時間の短編を連続上演する企画[C4]の参加作品です。
1枚のチケットでclick clock「キリコの諷景」とCritical Creation「目病み猫と水のない水槽」の2作品(合計約120分)がご覧いただけます。
また火曜日の公演は、インディペンデントシアターの平日企画「火曜日のゲキジョウ」に参加しています。

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2011年10月18日

souvenir - ep4[一時固定]

「えっ、そんな暇あんの?」
止まると死んじゃう男=相内が演出し、
こっそり行うシークレット?!ステージ。
3年かけて、遂に4話完結の最終話を上演。


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Critical Creation code:04「souvenir - episode4」

演出・原案:タダシアイウチ(Critical Creation)
脚本:戒田竜治(満月動物園)+タダシアイウチ(Critical Creation)

出演:森下淳士(劇団ころがる石)、諏訪いつみ(満月動物園)、南田吉信(劇団大阪新撰組)
    西出奈々(彗星マジック)、白木原一仁(ななめ45°)、河上由佳(満月動物園)、伊藤由樹

日程:2011年10月18日(火) 18:30 / 20:00
   受付開始は開演の30分前、開場は開演の15分前から
会場:in→dependent theatre 1st
料金:前売・当日とも1,500円
予約:こちらをクリック!

自分の好きなものを堂々と「好き」と言いづらくなってしまった世界。
ひなびた商店街にある喫茶店では、今日もマスターがコーヒーカップを磨いている。
ちょっとした秘密。メニューの一番下には「スペシャリテ」(とっておき)。
スーベニール[贈り物・形見]。
それはコーヒーの香りと共にお贈りする、とても静かで優しい形見分けの物語。

※今回は全4エピソードから構成される物語「souvenir」のうち最終話のエピソード4を上演。上演時間約50分の短編です。
続きのお話ですが、なるべく一話完結になるように創っています。
とはいえ、今回は特に最終話ですので、できれば前回公演までのあらすじを読んでからご来場頂ければ幸いです。

■エピソード1のあらすじ
■エピソード2のあらすじ
■エピソード3のあらすじ:近日公開
■souvenirの物語設定について
■CriticalCreationについて

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2011年02月15日

souvenir - ep3

「えっ、そんな暇あんの?」
止まると死んじゃう男=相内が演出し、
こっそり行うシークレット?!ステージ。
2年の沈黙を破って第3弾上演。


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Critical Creation code:03「souvenir - episode3」

演出・原案:タダシアイウチ(Critical Creation)
脚本:戒田竜治(満月動物園)+タダシアイウチ(Critical Creation)

出演:森下淳士(劇団ころがる石)、諏訪いつみ(満月動物園)、西出奈々(彗星マジック)
    白木原一仁(ななめ45°)、河上由佳(満月動物園)、伊藤由樹(突劇金魚)

日程:2011年2月15日(火) 18:30 / 20:00
   受付開始は開演の30分前、開場は開演の15分前から
会場:in→dependent theatre 1st(火曜日のゲキジョウ参加公演)
料金:前売・当日とも1,500円
予約:こちらをクリック!

自分の好きなものを堂々と「好き」と言いづらくなってしまった世界。
ひなびた商店街にある喫茶店では、今日もマスターがコーヒーカップを磨いている。
ちょっとした秘密。メニューの一番下には「スペシャリテ」(とっておき)。
スーベニール[贈り物・形見]。
それはコーヒーの香りと共にお贈りする、とても静かで優しい形見分けの物語。

※今回は全4エピソードから構成される物語「souvenir」のうちエピソード3を上演。上演時間は45分~50分ほどの短編です。
続きのお話ですが、なるべく一話完結になるように創っています。
とはいえ、できれば前回公演までのあらすじを読んでからご来場頂ければ幸いです。

■エピソード1のあらすじ
■エピソード2のあらすじ
■CriticalCreationについて
■souvenirの物語設定について
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2011年02月08日

souvenir - ep2 あらすじ

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東京郊外、その喫茶店は病院の門前町である商店街の片隅にひっそりとある。
コーヒーが美味い以外にこれといって特徴の無いその店では、マスター:デヤマ(森下淳士 from 劇団ころがる石)が今日もコーヒーカップを磨いている。

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マスターの過去の秘密。それは指定図書流通禁止法制定反対の市民運動で中心的な存在として活動していた、マツモト(諏訪いつみ from 満月動物園)を監視することだった。駅前のロータリーでマツモトを監視するデヤマの元に、内閣調査室課長のイタヤ(白木原一仁 from ななめ45°)がそっと近付く。仕事熱心なデヤマを褒める部長に焼き肉をおごってもらったと自慢するイタヤ。
「ま、頑張ってよ。市民運動やってるヤツなんか、ちょっとおかしなヤツばっかりだと思うけど、牛丼おごるからさ。」
「僕も焼き肉が良いですね。」というデヤマを置いて、イタヤは立ち去った。

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店には、今日もハヤシ(2役/諏訪いつみ from 満月動物園)とイシヅカ(河上由佳 from 満月動物園)が来ている。ハヤシはすっかり店に馴染み、同じ常連のイシヅカとも自然と話せるようになっていた。
勤務する病院の医療過誤問題を告発したイシヅカは、クビを覚悟したが、実際には関係者の処分などの影響で、より忙しい毎日を過ごしていた。元々、医療の質には定評のあった病院は、医療過誤を隠蔽していた理事長を解任し、事態を収拾したことで持ち直していた。
「あのハゲが悪い。ハゲ理事長がちゃんとしてれば最初から良い病院だったのに。ハゲ、死ね。」
とそこに常連の老紳士マツダイラ(殿村ゆたか)が店にやって来たから一同はこらえるのに必死だ…。マツダイラが帽子を脱ぐと頭頂部は寂しい感じだ。

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イシヅカは、先日マスターが話してくれたブルマンの注文に日替わりのブレンドを間違ってだしてしまった一件の相手はマツダイラだろうと問いかけ、わざと日替わりを出してみようとイタズラを提案する。寝不足でテンションのおかしいイシヅカだったが、新聞に今期の指定図書として自分の好きだった本が入っていることがわかり残念がる。

イシヅカが去った後、マツダイラはイシヅカが自分の娘の小さかった頃に雰囲気が似ているとマスターに話す。新聞には大した事件は無いというマツダイラは、昔に比べて治安が良くなったのは指定図書流通禁止法のお蔭ではないかと言う。
「ボクはそう思うね。こう、なんていうか締まったよね。空気が。自由すぎるのも考えものだよ。みんなやりたい放題でさ。」

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そこに、店の外の何かを探る素振りでイタヤが店に入ってくる。窓の外に意識のあるイタヤは初めデヤマに気付かず、オーダーする時に初めて顔を見て驚く。
「なんだお前、こんなところで何してるんだ。」
「喫茶店の店長をしてます。」
「あぁ、そうだよなぁ。いや、久しぶりだなぁ。」

「なんで、今頃…」
突然のイタヤの来訪にマスターの記憶は、マツモトの遺品を引き取ったあの日に戻る。

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マツモトの部屋で遺品の整理をするデヤマの元をイタヤがたずねた。
「残念だったな…。運び出すんなら手伝うよ。」と声をかけるイタヤ。
マツモトの不審な自殺に疑念を抱くデヤマはイタヤを問いただす。
「マツモトは自殺するような人間ではありませんでした。課長。なにか知ってるんじゃないですか?」
「なにも知らんよ。…知らんよ。俺は」とはぐらかすイタヤ。
だがデヤマはそんなイタヤの言葉に疑惑を確信する。
「知らんよ俺は、ってじゃぁ誰が知ってるんだよ。わざわざ言い直しやがって…。」
マツモトの自殺には何か裏がある…。

数日後、夕刻の喫茶店。
店にはイタヤとイシヅカが来ている。
何故辞めてしまったのかと問うイタヤにデヤマは「自分には少し重すぎました。自分がなかなか割り切れない質なんだって分かりましたから。」と応える。デヤマは、マツモトの死の一件で内閣調査室を辞職したのだった。
「お前、まだあの子のこと引きずってるのか?」

そこにハヤシがやってくる。
「マツモト!」驚きを隠せず、持っていた新聞を取り落としてしまうイタヤ。
「ハヤシ…ですけど…」
「人違いでした。」
マツモトと酷似しているハヤシの姿に、冷静で飄々としているイタヤも穏やかではいられなかった。
そこにマツダイラもやって来て、店は急ににぎやかになる。

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「引きずってるあの子って誰なの?」とマスターに話かけるイシヅカ。
昔の事だとはぐらかすマスターにイシヅカはさらにたたみかける。
「昔の仕事の話には興味無いけど、昔の恋の話には興味あるね。」
そこにマツダイラまで参戦して、旗色の悪いマスターはイシヅカに「そういう自分はどうなの?恋人には会えてるの?」と反撃すると、「仕事が楽しくて、恋だの愛だの言ってる間が無い」というイシヅカ。
すると「くだらん。」と突然マツダイラが怒りだした。
「仕事は何も残してくれません。どんなに頑張ったって、いつかあなたが辞めても仕事が止まることはないんです。仕事とはそうしたものなんです。もっと自分の人生を大事にしないとダメですよ。」
その言葉に納得のいかないイシヅカとマツダイラの間で口論になってしまう。
それを一喝したのは、ハヤシだった。
「大事なものが人それぞれで、何が悪いんですか?人が大事にしているものを大事にしてあげられない方が問題だと思います。」
普段物静かなハヤシの強い言葉に驚く一同。
やがて一人取り残されたマツダイラは、マスターに自分の境遇を語る。

自分の娘に似ているイシヅカを心配してしまう気持ち。
仕事にのめり込むあまり、家庭が冷え切ってしまったこと。
その哀しみから、女房と娘を捨てて若い女と逃げてしまったこと。
その若い女と今はそれなりに幸せな老後を送っているが、今は昔ばかり想い出してしまう事。
ブルマンも昔の女房が好きで、娘が「ブルマン」と口真似していた事。
その娘もかつての自分のように、仕事にのめり込んで大切なものを見過ごしていないか心配な事。

「会いたいんですよ。前の女房と娘に。会いたいんですよ。情けないことに。でも今さらどんな顔をして連絡したものかもわかりませんしね。」
そう、告白するマツダイラにマスターはスペシャリテを薦めるのだった。
「スペシャリテ。当店の特別なメニューです。でも、一週間くださいますか?仕込みに時間がかかるんです。一週間たってまだスペシャリテの響きを必要としていたらオーダーして下さい。必要が無くなれば、忘れて頂いて結構です。」

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マツダイラがスペシャリテをオーダーして帰った後、マスターは先ほどのハヤシの言葉を思い返す。
それは、マツモトも何度も口にした言葉だった…。
マスターの記憶は、マツモトとの様々な場面に帰っていく。
法案反対運動もいよいよ行き詰る中、手を引かせようと説得するデヤマに、マツモトはデヤマが、法案を通したい体制側の人間であることを知っていると告げる。それでもデヤマを想う気持ちに変わりは無いと一冊の本を差し出す。「この本、貸してあげる」
それはマツモトからデヤマへ直接手渡された最期の一冊だった。

一週間後、会計を済ませて帰っていくイタヤ。
ハヤシはマスターに質問する。
「あの人って、マスターのお知合いなんですよね?私のこと誰と間違えたのかしら。」
そして、先日の一件をわび、近頃姿を見ないマツダイラを案じるのだった。
すると久しぶりにイシヅカが来店。休暇をとって温泉で少しのんびりして来たイシヅカは、悔しいけどあのハゲ(マツダイラ)の言う事も一理あると認めるのだった。
そこへマツダイラが来店。先日の事を詫びるマツダイラに居心地の悪いイシヅカは、コーヒーをぐっと飲み干して帰って行った。

すっかり嫌われてしまったと意気消沈するマツダイラを「照れ臭いだけだ」と励ますマスター。マツダイラは一週間楽しみにしていたスペシャリテをオーダーする。
一週間の間、マツダイラはハヤシの言葉をかみしめて、自分の大切なもの、人の大切なものについてゆっくり感がる事が出来たと語る。それはとても素敵なことだったと。
やがて、マスターがとっておきのコーヒーを出すと、ブルマンの味も分からないマツダイラだが、そのコーヒーの美味しさは格別だった。
「コーヒーってこんなにおいしかったのか…」

やがてマスターはマツダイラに一冊の本を差し出す。
「この本は答えでもアドバイスでもありません。答えはあなた自身のものだからです。ただ、この本はその参考に。あなたがキッカケを求めているなら、その肩をそっと押してあげられるかもしれません。」

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「人生は余白の中にあるような気がしていますよ、今は。」と応えるマツダイラ。
ゆっくりと本を開くとページの間から紙片が出てきた。
「大将。本の間に、なにか挟んであるよ。」
そこには、懐かしいマツモトの筆跡で「明日はきっといい日だ」と書かれてあった。
まるで、デヤマへメッセージを残すように…。

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(幕 to be continued / ep3へ)
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2011年02月07日

souvenir - ep1 あらすじ

東京郊外、その喫茶店は病院の門前町である商店街の片隅にひっそりとある。
コーヒーが美味い以外にこれといって特徴の無いその店では、マスター:デヤマ(森下淳士 from 劇団ころがる石)が今日もコーヒーカップを磨いている。
店の常連客の一人である女刑事サワダ(原典子 from 満月動物園)は今日もサボリだ。
マスターが「パトカー」というと、サワダはあわてて顔を隠す。
犯罪者か警察かわからないとマスターが茶化していると、もう一人の常連客、病院の看護師イシヅカ(河上由佳 from 満月動物園)が休憩にやってきた。
最近忙しく休憩時間もろくにとれないイシヅカは「世の中から病気がなくなったら失業なのが辛い」とこぼすが、マスターは「今そこにある危機を解決する人は必要」だと答えるのだった。

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イシヅカはふと店のメニューの一番下に小さく書かれている「スペシャリテ」が気になりマスターに尋ねる。
「ねぇ。このメニューに書いてあるスペシャリテって何が出てくるの?」
「スペシャルなものが出てきますよ」
「おっと、ミステリアス」

眠気さましに新聞を読み始めたイシヅカは指定図書発表の記事を目にする。「どうせくだらない本なんだろうな」と口にするイシヅカにマスターは、「そんな言い方は良くないよ。その本の事が好きな人や、その本に救われた人がいるかもしれない。そんな人にとったら、くだらなくはないんだから…。」と話すのだった。
今、この国では「低俗あるいは悪意ある図書が与える影響から青少年を守る為の流通禁止に関する特別措置法」通称「指定図書流通禁止法」が成立し、毎月のように流通を禁止する指定図書が発表され、言葉が狩られている。

サワダとイシヅカが去り、店を片づけながらマスターは、指定図書流通禁止法に反対運動を展開していた恋人、マツモト(諏訪いつみ from 満月動物園)の事を想い出す。
運動にのめり込んでいくマツモトを心配するデヤマは、「くだらない本が読めなくなるだけだ」と止めようとするが、マツモトに「その本が大好きな人だっているかもしれないじゃない。その本で救われた人だっているかもしれないじゃない。その人にとっては、くだらない本じゃないわ。大事な本。」だと諭される。「意見にバリエーションの無い世界はおかしい」「いったん法律ができたら無くならない
、きっとずるずる基準が厳しくなる」と言うマツモトの言葉を受け止めながらも、ストレートに同意できないデヤマ。彼には彼女には語れない秘密があった…。

数日後、珍しく朝早くにサワダが店を訪れる。これから指定図書のガサ入れに行くという彼女は新たに発表された指定図書のリストを確認しながら「なんでこんなもの出版するかね。指定されるのわかりそうなもんなのに。」と呟く。マスターはそれに「書かずにいられなかったんでしょ」と応える。

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そこに入って来た客に、マスターの動きが止まった。
その客ハヤシ(2役/諏訪いつみ from 満月動物園)は、かつての恋人マツモトに酷似していた。
その様子を敏感に感じ取ったサワダは、ハヤシが何だか気にとまってしまう。
そこに疲れた様子のイシヅカがやってくる。2回転目の勤務が終わり、帰る前によった彼女に、マスターはよく眠れるというハーブティ「マージョラム茶」を出す。
静かにそれを待つイシヅカはマスターに「コーヒー豆を間違えたことがある?」と問う。
マスターはブルマンの注文に日替わりのブレンドを出してしまった失敗を話すが、客は気付かなかった様子だった、と答える。
マージョラム茶を飲みながら、イシヅカは「病院じゃぁそうはいかないよね…。病院には病気を治しに来るわけだし。間違えちゃいけないよね。」と話す。
何かを抱えた彼女の様子にマスターは、店の特別メニュ「スペシャリテ」を薦めるのだった。
「でも、一週間くださいますか?仕込みに時間がかかるんです。一週間たってまだスペシャリテの響きを必要としていたらオーダーして下さい。必要が無くなれば、忘れて頂いて結構です。」

マスター:デヤマは再びマツモトの事を思い返す。それは彼女の遺品を引き取った日…。
指定図書流通禁止法制定反対のジャンヌダルクと呼ばれた彼女は、運動の渦中で謎の自殺を遂げた。身寄りのない彼女の遺品を引き取ることになったデヤマは、初めて彼女の部屋を訪れる。そこには壁一面、床から天井まで、寝る場所以外に足の踏み場もないほど「本」が積まれていた…。

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イシヅカにスペシャリテを薦めてから1週間後、店にはハヤシがやって来ていた。
いつもコーヒーカップを磨いている姿を「落ち着く」と告げると、マスターは「いつも磨いていないと同じままじゃいられないような気がする。ほんのすこしずつ汚れて変わっていってしまうような気がする」と語る。
平凡で引っ込み思案な日常を変えたいと思っていたハヤシは、一人で入ることも出来なかった喫茶店に通うようになることで、少しずつ自分が変わりつつあることを自覚していた。
ハヤシが去り席を片づけていると、イシヅカがやって来てマージョラム茶を注文する。
準備を始めたマスターに、イシヅカは今日が1週間後だった事を思い出しスペシャリテをオーダーし直す。

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スペシャリテを用意するとっておきの時間。
やがて、マスターが入れたとっておきのコーヒーがイシヅカの前に…。

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とっておきのコーヒーを愉しむイシヅカに、マスターは一冊の本を差し出す。
「この本は答えでもアドバイスでもありません。答えはあなた自身のものだからです。ただ、この本はその参考に。あなたが答えに向き合う時に肩を押してあげられたら、あるいは気が楽になれば幸いです。」
差し出したその本は、この国からはもう「ないこと」にされてしまった本=指定図書の中の一冊。それはマツモトが大切にしてきた本たちの中の一冊だった…。
「相手の事を本当に考えないと本は渡せない。だから自分は人に本をプレゼントしたことがない」というイシヅカは、本を受け取る事を本当に嬉しいとかみしめていた。
そんなイシヅカの様子を見ていたマスターは、マツモトから本を受け取ったある日の事を静かに想い出すのだった…。

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(幕 to be continued / ep2へ)
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2011年01月23日

souvenirはこんなお話 [追記]

■ souvenir スーベニール■

自分の好きなものを堂々と「好き」と言いづらくなってしまった世界。
ひなびた商店街にある喫茶店では、今日もマスターがコーヒーカップを磨いている。
ちょっとした秘密。
メニューの一番下には「スペシャリテ」(とっておき)。
スーベニール[贈り物・形見]。
それはコーヒーの香りと共にお贈りする、とても静かで優しい形見分けの物語。

souvenirは1話完結の全4エピソードで構成。
各エピソードを短編として、上演したのち、再構成して2時間弱の作品を製作予定。


■ souvenirの世界観〜ちょっとまじめな話

作品の底にあるちょっと重くてまじめな話をしますが、souvenir自体はとても静かで優しい物語です。毎エピソード気楽に観ていただける40分前後を予定しています。

souvenirは、言論の自由に制限が生じてしまった少し先の日本を舞台にしている。
少年犯罪の増加や、大人のモラル低下など、現在の状況に端を発して「低俗あるいは悪意ある図書が与える影響から青少年を守る為の流通禁止に関する特別措置法」通称「指定図書流通禁止法」が成立し、数年が経過した社会。
法案の制定時には、憲法に明言された「言論の自由」に反するとして反対運動も盛り上がったが、最終的には政治的無関心やさらなる犯罪の低年齢化が要因となって成立した。一部のメディアや活動家たちを除いて、今では数ヶ月に一度の流通禁止指定図書の発表も日常として受け入れられてしまっている。

僕は、この作品を通して大上段に社会派ぶるつもりはない。
ただ「自分の大切に思うものを公の権力に否定される」のって辛いな。という想いとそういった事に無関心でだけは居たくないという想いがある。

こんな経験は無いだろうか?
友人たちとの会話の中で、自分の好きなものが否定される場面。
なんと無くその場の空気を読んで曖昧に相槌を打ったりして、後から後悔したり傷つく。
本当に大切なものだったら正面切って闘えるんだろうけれど、それなりに好きなものだったら、場の空気や友人との関係を優先してしまったり、でも実はそれなりに好きなものって実はたくさんあって実は貴重だったり・・・。

また、こんな経験もこの作品に影響している。
僕が子供の頃好きだった絵本に「ちびくろサンボ」がある。
様々な出版社から色々なバージョンが販売されていたこの絵本は、1988年を境に一時期、書店や図書館から姿を消した。黒人差別の本だと指摘され、当時の世相から出版各社が自主的に回収した為だ。(注:現在は復刊されている)僕は、その時何だか悲しかったし違和感を感じた。

表現の自由を盾に、何でも表現してよいとは思わないし、明らかに卑猥だったり表現する価値が無いと感じざる負えない様なものは存在すると思う。でも、仮にも表現の場の端っこに席を置く人間として、こういうニュースや話題に無関心ではいられないなぁと思う。

放送禁止用語や自主規制など、じわじわと表現の自由の外枠は狭められているような気がしてならない昨今、いつかsouvenirが描くような世界にならないとは言い切れないような気がしてしまう。

souvenirでは、この法案成立の激動に巻き込まれた人たちと、すでに法案成立した日常を生きる人たちの交流が描かれる。

繰り返しますが、souvenirは難しいお話でも重苦しいお話でもありません。ただ自分の想いに素直でいたいと生きる人たちの静かで優しいお話です。

[2011年1月追記]
今、東京都青少年健全育成条例改正やその周辺の問題が大きく取りざたされていますが、この「souvenir」という物語のプロットを作り上演を開始した2008年の段階では、まさかここまで今のような深刻な事態になるとは思っていませんでした。
もともと上にも書いているように、社会派ぶるつもりは無く、「自分の大切に思うものが公に否定される哀しみ」を描けたら良いなと思っていて、加えて表現の規制などに少し興味や危機感を持ってもらえたならなお良しくらいのつもりでした。
作品のたどり着いたところは随分と変わりましたが、大好きな小説家、有川浩さんの図書館戦争シリーズにインスパイアされて産まれたプロットです。
図書館戦争シリーズは本当に大好きなのですが、いくら表現の自由を守るためとはいえ、図書館が武装し実質内戦状態になるというのは、現実にはおこり得ない、おこってはいけない事です。
でも、政策によって表現への規制がじわじわと社会を蝕むことは、リアルに起こり得るのではないか?そして、そういった規制のほとんどが「善意」や「正義感」からスタートし、やがてその最初の理想が歪められていってしまうという現実…。そうして考えた設定でした。
今、完全に現実が物語に追い付きつつあります…。相変わらず、社会派ぶるつもりは毛頭無いのですが、今まさに上演する意味のある作品にしたいなとは思っている今現在です。
posted by アイウチ at 22:53| Comment(0) | TrackBack(0) | Critical Creation | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

CCチケットの予約方法

舞台を広くとっているので、各回最大40席限定となります。
できればご予約をお願いいたします。

10/5よりep4チケットご予約を承ります。

ご希望の方は
(1)お名前 (2)ご希望の回(18:30か20:00) (3)枚数
をメールにてお送り下さい。
折り返し、こちらよりご予約完了のご返信をいたします。
チケット代は全て当日窓口でのご精算となります。

E-mail■cc@at-will.jp

2日たっても返信無き場合は、メール事故などの可能性がございますのでお手数ですが下記までお電話にてお問い合わせ下さい。
TEL■090-4280-7447(タダシアイウチ)

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2009年02月15日

souvenir - ep2

「えっ、そんな暇あんの?」
止まると死んじゃう男=相内が演出し、
こっそり行うシークレット?!ステージ。
2008年6月に続いて第二弾、決定。




Critical Creation code:02「souvenir - episode2」

演出・原案:タダシアイウチ(Critical Creation)
脚本:戒田竜治(満月動物園)

出演:森下淳士(劇団ころがる石)、殿村ゆたか、白木原一仁(ななめ45°)、
    諏訪いつみ(満月動物園)、河上由佳(満月動物園)

日程:2009年2月15日(日) 13:00 / 16:00
会場:未知座小劇場(ODICマンスリーワンコインシアター参加公演)
料金:500円
予約:こちらをクリック!

自分の好きなものを堂々と「好き」と言いづらくなってしまった世界。
ひなびた商店街にある喫茶店では、今日もマスターがコーヒーカップを磨いている。
ちょっとした秘密。メニューの一番下には「スペシャリテ」(とっておき)。
スーベニール[贈り物・形見]。
それはコーヒーの香りと共にお贈りする、とても静かで優しい形見分けの物語。

※今回は1話完結4エピソードから構成されるsouvenirのうちエピソード2を上演。1話完結なので前回公演をご覧になっていなくても大丈夫です。コンパクトな45分ほどの上演時間でお届け予定。
※出演を予定していた原典子さんは、ご本人様の事情で今回は出演できなくなりました。

■CriticalCreationについてはこちら
■souvenirの物語についてはこちら
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2008年06月23日

初演出終了!

初演出公演の終了から早くも1週間が過ぎてしまいました。
公演に足をお運びいただいた方、貴重な意見を下さった方、来れなかったけど暖かいメッセージをくれた方々、本当にありがとうございました。

公演日のアンケートや打ち上げで色々とご意見やダメ出しをたくさん頂いたので、翌日それらが頭からこぼれ落ちてしまわないようにメモしたりしましたが(考えてみればあんなに冷静な打ち上げも初だったかも・・・。翌日でも話の内容完璧に思い出せましたわ。元々酔わないけど話の内容ほとんど覚えてるとかは無いもんね)、さらに新しく色々考えたりするとオーバーヒートしそうだったので、この一週間は、CC公演の事からは離れて、劇場の仕事とオフはMGS4に没頭していました。

一週間たったので、そろそろ反芻と反省としようかなと思います。
明日あたりから記録写真なんかも載せつつ、プレイバックしてみますので、ご興味があればお付き合いくださいませ。
posted by アイウチ at 17:26| Comment(0) | TrackBack(0) | Critical Creation | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月15日

souvenir - ep1



Critical Creation code:01「souvenir - episode1」

演出・原案:タダシアイウチ(Critical Creation)
脚本:戒田竜治(満月動物園)

出演:森下淳士(劇団ころがる石)、諏訪いつみ(満月動物園)、
    河上由佳(満月動物園)、原典子(満月動物園)

日程:2008年6月15日(日)14:00〜・17:00〜 (各ステ20席限定)
会場:未知座小劇場(ODICマンスリーワンコインシアター参加公演)
料金:500円

自分の好きなものを堂々と「好き」と言いづらくなってしまった世界。
ひなびた商店街にある喫茶店では、今日もマスターがコーヒーカップを磨いている。
ちょっとした秘密。メニューの一番下には「スペシャリテ」(とっておき)。
スーベニール[贈り物・形見]。
それはコーヒーの香りと共にお贈りする、とても静かで優しい形見分けの物語。
posted by アイウチ at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | Critical Creation | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

未知座小劇場の地図



八尾は遠いイメージですが、難波や環状線鶴橋から30分以内と意外と近いですよ。

※ただし久宝寺口駅のある近鉄大阪線は、上本町始発なので難波からの方は乗換えが必要です。
※また、久宝寺口駅は普通しか止まらないのでご注意下さい。
※上本町から乗車時間は15分ほどですのでかなり近いんです!


駅の改札を出てローソンさえ見つけられれば辿り着けると思います。
どうしても見つけられないときはご連絡下さい。

携帯からアクセスしやすいようにQRコードも貼っておくので、ブックマークしておくと便利です!

MAP-QR.jpg
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2008年06月05日

CriticalCreationとは?

■CriticalCreation クリティカルクリエイション

演劇においてプロデューサーを本業とする相内唯史が、プロデューサーとしてより質の高い仕事をする為に、これまで経験や知識の浅かった演劇の別分野に挑戦する個人ユニット。
クリティカルとは臨界の意。ジャンル・職域の境界に挑み、既存のプロデューサー像の臨界を突破する所存。

プロジェクト第1弾となる「souvenir」では、満月動物園の戒田竜治氏に協力を依頼。初の舞台演出に挑む。

■タダシアイウチ a.k.a 相内唯史
1977年生まれ、札幌出身。Critical Creation主宰。
インディペンデントシアターの劇場プロデューサー、at willではクリエイターという表の顔を持つ。
年中オンな「止まると死んじゃう生き物」は、Critical Creationでは肩肘張らずに楽しもうというスタンスで作品創りに没頭。
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2008年05月17日

クレジットを考える

さて、演出のクレジットをどうしようかと考えた。
まぁ「普通に相内唯史でいいやん」という話なのだが、それもあまりに芸が無いと言うのと、相内唯史の名前でやっちゃって良いの?ってことだ。
CriticalCreationは、公の相内唯史とは完全に分離した個人の活動としてやりたいと思っていることだからだ。
あとは、純粋に何か違うクレジット欲しいなという想い。

で、色々考えた結果、あまり芸はありませんが、名前をひっくり返してタダシアイウチ(CriticalCreation)とした。
ケンイシイとかレイハラカミとかサトミトシイエとかみたいな感じだ。
普通だけど、カタカナ表記で違うイメージ、ひっくり返った事で表と裏の入れ替え(公私の入れ替え)を表現していて、割と気に入っている。
ちなみに、これはCriticalCreationとして活動するの時のクレジットで、いずれは脚本にも挑戦しようと思っている。
posted by アイウチ at 03:19| Comment(0) | TrackBack(0) | Critical Creation | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする